2015.12.12(SAT)

結婚関連

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【 特集企画 #02 】 いまこそ「ナシ婚」を考える。

【 特集企画 #02 】 いまこそ「ナシ婚」を考える。 - スキナウエディング

現在、日本では「経済的事情」や「セレモニー的行為が嫌」といった理由で、「結婚式を挙げられない」あるいは「挙げたいと思えない」というカップルが多数います。ウェディングプロデュースをおこなう私たち「スキナウェディング」が、いま日本で増えてきている「結婚式を挙げない」という選択肢、いわゆる「ナシ婚」の実情を知るべく、特集企画 『 いまこそ「ナシ婚」を考える。 』をお送りいたします。

今回は、スキナウェディングのブランドコンテンツ企画を担当する、中国出身の姜雪婷(きょうせってい)が、実際にナシ婚を選んだ方に「ナシ婚」という選択について直接お話を伺いました。

「ナシ婚」は「離婚率」に影響するのか

「ナシ婚」が、もはや珍しくない存在になった現在の日本ですが、ぐるなびウエディングが「ナシ婚」層を対象とした調査では、「ナシ婚者の71.5%の人が、結婚式を挙げなかったことを心残りに思っている」という、とても興味深い結果が出ました。さらに、同じ調査で「本人たちの後悔の気持ちは年々大きくなる傾向もある」という結果も出ているようです。

また、2015年2月26日放送の情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系)でタレントの神田うのさん(39)が「離婚率は結婚式していないほうが高い」といった指摘をした上で、「絶対やったほうがいいです」と結婚式を実施する重要性を力説したことがネットニュースなどで話題になりました。

厚生労働省が発表した「平成25年人口動態統計」によると、2013年の離婚件数は23万組で、ここ数年の離婚率を見ると「35%前後」に及んでいるということですので、計算上、結婚するカップルの3組に1組は離婚しているということになります。

当然ながら、離婚するつもりで結婚する人はいないはずなのに、なぜ日本の離婚率はここまで高くなってきているのでしょうか。「ナシ婚」を選ぶカップルが増加する中で、奇しくも同時に離婚率が上昇しているという実情を見ると、神田うのさんの指摘する通り、「結婚式を挙げるかどうか」が、その後の結婚生活や夫婦関係に影響を与えるということもも、あながち間違っていないのかもしれません。

今回私は、ご自身が「ナシ婚」を選ばれて、その後、結果的に離婚された方のお話しをお伺いすることができましたので、ご紹介させていただきます。

結婚式を挙げなかったことを後悔しています。

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YU YANG(ウ ヨウ)さん 男性 (33歳 千葉在住) 4歳児の父親、約3年の結婚生活の後、2014年に離婚。
中国出身の日本永住者、現在外資系企業の広報部で働く会社員です。
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YUさん自身も「ナシ婚」を選ばれたと伺っておりますが、なぜ結婚式を挙げなかったのでしょうか?

YUさん
僕の場合は、結婚当時に仕事がすごく忙しくて、時間が無かったというのが理由なんです。本当は挙げたかったんですけどね。


そうだったんですね。

YUさんは日本で結婚されたということですけど、ご自身は中国人じゃないですか。中国人にとっては「ナシ婚」はすごく珍しいことじゃないですか?

中国では、結婚式で、親族や友人の前で「結婚します。これからの人生は二人で頑張ります」という報告をして、はじめて結婚が認められるものだとよく言われるじゃないですか。

実際、私の父は「籍を入れるだけの結婚は、結婚とは言えない」っていう考えを持っていますので「ナシ婚」なんて認めてもらえないと思うんですが。

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YUさん
まぁ確かに中国での一般的な感覚はそうですど、結婚当時に僕は日本にいたから、特にそういうプレシャーは感じませんでした。逆に日本では、結婚式を挙げないのはぜんぜん珍しいことではないでしょう?


そうなんですね。たしかに日本では「ナシ婚」がすごく多いですね。それを知った当時は、中国人の私としてはすごく驚きだったんですけど、日本が中国に比べて「ナシ婚」が多い理由は何だと思いますか?

YUさん
そうですね。実体験も交えてお答えするなら、大半は「経済的な理由」だと思いますが、他にも「手間がかかるから」という理由で挙げたくない、もしくは挙げられないという人もいるんじゃないですか。

実際、僕は仕事が忙しくて挙げられなかったわけですので、「手間がかかる」という部分がネックになっていたのは事実です。


たしかに、手間のかかるイメージはありますし、特にバリバリのビジネスパーソンや、共働きの方にとっては「挙げられない理由」にもなり得ますよね。もちろん、そういった大変なことを協力して乗り越えていく必要もあったりするとは思いますが。

YUさん
当時はあきらめてしまいましたね。でも僕は、自分が結婚式を挙げなかったことについて、本当に心残りがあって後悔しているんですよ。

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そうなんですか。どういった後悔をされているんですか。

YUさん
だって、やっぱり「結婚」っていうのは誰にとっても人生の大切な事ですから。その節目におこなうはずの「結婚式」だって大切だったんだということを今は思っています。結局別れることにはなってしまいましたが、元妻には本当に申し訳なかったなと今でも思っています。


元の奥様には、結婚式を挙げなかったことについて何かおっしゃられていましたか?

YUさん
「結婚式さえも無かった」という文句をほぼ毎日言われましたよ。
二人で友達の結婚式に出席した時に、新郎新婦が幸せそうな様子を見ると、「僕たちも挙げれば良かった」と心底思いました。特に、ウェディングドレスを着る新婦の笑顔を見ると、ますます彼女(元妻)に申し訳ないと感じました。


そうなんですね。ちなみに、「結婚式を挙げるかどうか」が「離婚率」に関係しているという説があるみたいなんですけど、それについてはYUさん自身はどう思われますか?

YUさん
たしかに、それはあるかもしれないですね。

結婚する前に同棲しているカップルも最近は多いでしょう。そうなると、籍を入れるだけでは「結婚した」という実感があんまり持てなくて、「彼氏と彼女」という関係から「夫と妻」あるいは「父親と母親」という役割変化とか、覚悟とか、節目を感じられないんじゃないかと思うんですよ。

そういった、意図せず「恋人の延長線上」みたいな関係性になってしまうことが、恋人が別れるのと同じような感覚で離婚してしまうという状況を作っているような気もします。


やっぱり結婚式には、そういった大事な「節目」の役割もあるのかもしれないですね。

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YUさん
そういった二人の心の中の変化ももちろん大きいんですが、やっぱり結婚式を挙げたかった人にとっては、挙げられなかったことが、結婚相手や結婚生活に対する不満として残ってしまうというところもあると思います。


実際、その部分の不満が、結婚生活にまで尾を引いていましたか。

YUさん
実際、ありましたね。
僕が元妻によく言われたのは「本当に奥さんの事を愛しているのであれば、結婚式さえしてあげないというのはどうなんだろう」ということです。

ささやかなことから始まった喧嘩でも、やがて「結婚式」の話まで持ち出されて、気付けば深刻な問題になってしまって、結局最後は大喧嘩になったっていうことも多いです。

なので、もし再婚するなら、僕は絶対に結婚式を挙げますね。小規模でもいいから、できる範囲でいいから、とにかく挙げたいと思っています。

「これからの人生を共に歩んで、何があっても彼女を守るんだ」という決意を、みんなの前で誓うことが今後の夫婦生活にも重要だと、今は思いますので。


なかなか聞けない話ですね。
結婚式というのは、女性にとってはやっぱり特別なことなのかもしれないですね。

YUさん
そうですね。花嫁になるのは、女性にとって小さい時からの夢でもあると思いますから。
今、僕の娘はまだ4歳ですけど、将来もし結婚をしたら、絶対に結婚式は挙げてほしいです。それは、父としての願いです。

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娘さんの将来の旦那さんも、YUさんみたいに「仕事が忙しいから挙げない」と言ったら、どうしますか?

YUさん
「挙げてくれ」と説得するね!
大事に育ててきた娘の将来を彼に託すわけですから、そこはしっかりけじめをつけてほしいです。


なるほど、それは娘を持つ親にならないとなかなか理解できない気持ちかもしれないですね。私の父もきっと同じ気持ちなんだろうと思います。
今日はすごく貴重なお話をありがとうございました。

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「結婚式」が「結婚生活」に与える影響

今回お話を伺った、YUさんは自分が結婚式を挙げなかったことについてすごく後悔しておられました。YUさんのお話をお伺いしていると、元奥様にとって、結婚式は単なるセレモニーではなく、大事な夢や憧れであり、夫から妻に対する「愛の確認」の場でもあるようでした。

そして、YUさんの後悔を聞くと、「結婚式」が、その後の結婚生活や夫婦としての関係性に多少なりとも影響を与えているということは言えそうです。

ちなみに、冒頭で神田うのさんのお話をご紹介しましたが、神田うのさんは「趣味は結婚式」と公言しており、今まで7回も結婚式を挙げたようです。
ホテルニューオータニで行なわれた彼女の豪華披露宴は総額6億円で777人が出席したと言われています。

image(http://www.oricon.co.jp/news/48670/photo/10/)

お金をかけない「結婚式」が幸せな結婚生活の秘訣?

ここまで読んでいただいて「結婚式を挙げたい」と思っていただけた方もおられるかもしれません。読む前から挙げたいと思っていた方もおられると思います。
そんな「挙げたい」という方が必ずしも挙げあられるとは限らなくて、その理由のほとんどは「経済的事情」だと言われています。

そんな不安がある方に、ぜひ知っていただきたい話があります。
アメリカのニュース専門放送局「CNN」が2014年10月に配信した記事によると、米エモリー大学の経済学者らによって「結婚式が質素なカップルは長続き」という研究結果が発表されました。

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こうした傾向の背景にある原因は不明ですが、同大学のマイアロン教授によると「式を質素に済ませれば経済的負担が軽く、その後の結婚生活に悪影響が及ぶこともない」という説などが考えられています。

こちらの研究ではこのほか、「結婚式の出席者が多いカップルほど離婚率が低い」という結果も出ており、米エモリー大学のフランシス教授はこの傾向について「友人や親族から受ける応援が大きければ、結婚後の困難を乗り越える助けになる。」と話しています。

最も素晴らしい結婚式 =「身の丈に合った結婚式」

この研究結果は「結婚式」の本来のあるべき姿を指し示してくれているように思います。高すぎるウェディング業界のあり方が、多くの新郎新婦から結婚式を奪ってしまったのかもしれませんが、結婚式とは本来、高い費用をかけてやるべきものではなく、「二人の大切な人たちが集う場」であることが何より大切で、それ以外の豪華な演出は本質的には必要ないのかもしれません。

「身の丈に合ったお二人らしい結婚式を挙げていただく。」それが最も素晴らしい結婚式なのだということを信じ、私たちスキナウェディングは、結婚式をあきらめなくてはならないカップルが一組でも減らせるように、さまざまなカタチの結婚式をお手伝いさせていただいております。

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