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スケッチブックと空と海 - 2 -

「0から1を作り出したかったんです。」

世界初の試み、その成功の裏には
地道な努力と運命の出会いがあった。

そして倉掛の描き出したかった世界観とは――?

夢とロマンが詰まった、
スキナウェディング社員対談。

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倉掛 奨 (27歳)

フリーランスのスタイリストからの転身で、スキナウェディングの結婚式場担当を経て、現在は男性ブライダルプランナーとして活躍。

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渡部 京介(26歳)

自衛官・バンドマン・教師というの経歴を経て、現在はスキナウェディング企画制作、広報宣伝担当として、HPの企画制作・パンフレットデザインなどをおこなう。

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もくじ

  1. 倉掛の想いと
    クルーズウェディング。

    (2015.02.28)

  2. 業界を変えたのは、
    1冊のスケッチブック。

    (2015.03.13)

  3. ゆずれない想い、
    写真にこめたこだわり。

    (2015.03.31)

  4. 倉掛流:クルーズウェディングを
    120%楽しむ方法!

    (2015.04.30)

業界を変えたのは、1冊のスケッチブック。

渡部

撮影に入ったのが、ターニングポイントだったんですね。

是非もっと詳しく聞きたいんですけど、

ふつう、ゼロ婚って会場写真の撮影には入らずに、
実際のお客様の写真を使わせて頂いてますよね。

倉掛

そうですね、

「持ち出し費用0円でも、こんな結婚式が出来るんだ」

っていうリアル感、
本物の新郎新婦とゲストとの関係性だからできる空気感がいいですよね。

渡部

うんうん、
でも、今回ゼロ婚では初めてモデルを入れて、
構成やお花、照明からすべて考えて、
ほんっとに作り出したい空気感を緻密に計算してやりましたが、

このゼロ婚初の試みに取り組むにあたって、どんな気持ちだったんですか?

倉掛

そうですね、んー、

僕は「0から1を作りたかった」んですよね。

普段のやり方だと、
今あるものをあるがまま、そのまま伝えるっていうことじゃないですか。

それはそれで大事なことだと思うんですけど、
モデルを入れて自分たちで撮影していく、
0から新しく現場の空気感を作り出す、っていうことをしてみたかったんです。

渡部

ほんとにゼロ婚初の試みでしたからね、

実際、モデルを入れての撮影って初めてのことだし、
分からないところもありました?
撮影の進め方なんて誰も分からなかったですし。

倉掛

そうなんですよ!

モデルって、どうやって手配したらいいんだろう?
カメラマンって、どうやって選んだらいいんだろう?

何から手を付けていいかも分からないまま、進めてました。

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渡部

なるほど、

当時はまだプランナーもやってませんでしたしね。

でも以前、ファッション関係の仕事やってましたよね、スタイリストを。
撮影の経験はあったと思うんですが、その時とは違ったんですか?

倉掛

全然違いますね。

昔は編集者さんがいて、その人のイメージに合うものを提供するだけでした。
今回は編集もカメラマンも、お花も、全部自分で手配しないといけない、
もう全く未知の領域でしたね。

ま、衣装選びは余裕でしたけど 笑

渡部

さすが奨さん。

それに、お友達のモデルの方にも協力してもらったり、
いろんな方にお世話になりましたね。

初めてのことだらけだったと思いますが、
その中でもどこが一番大変だったんですか?

倉掛

そこ、聞いてほしいところだったんですが、
なんといっても、空間演出ですね。

CYCさんの打ち出すべきポイントは分かってたんですが、

そこをどう魅力的に打ち出すのか?
どうやってこの魅力を伝えるか?
どんな写真の質で、どんな色合いで残すのか?

そこの部分が一番難しかったですね。

渡部

初めのディレクションの部分のところですね。

作りたい世界観というか、奨さんが自分でラフも書いてね。

倉掛

そうです、そうです 笑

渡部

あ、それ、懐かしいですねぇ!

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倉掛

そうそう、このスケッチブックですよ、

懐かしいー、うわっ、恥ずかしっ、

渡部

でも、こうやって、イメージを固めていったんですよね。

倉掛

そうそう、

この空気感をどうやって表現するのか?
マリンっぽくだすのか?

白とかパープルとか、落ち着いた感じの、大人っぽい社交界的な感じ?
それとも、風船とかをたくさん入れて、子どもが喜びそうな感じがいいのか?

渡部

けっこう何枚も書いてましたからね、

けど、実際どうやって決まったんですか?

倉掛

んー、
クルーズウェディングの魅力ってやっぱり「ロケーション」じゃないですか、

空の青、海の青、マリン感、、、、マリン感?
んー、「マリン感」とは違うな、うーん「クルーズ感」ですね、

これをどう打ち出すか。

渡部

ほー、「マリン感」と「クルーズ感」

具体的にどう違うんですか?

倉掛

「マリン」は可愛いがついてくるんですね、
そう、カラフルな感じ。

「クルーズ」のイメージって、
解放感、爽やかな風、自由になれる!

こっちなんですよね、
マリンと違って、クルーズは自由な感じがありますから、

こう、なんていうか、こう、

ブラックホールに飛び込んでしまうような、
めいっっぱい両手を広げたくなる感じ、

分かります?

渡部

ブラックホールに飛び込むんや…。笑

うん、まぁでも、
あの写真はそういう感じだったんですね、
確かに解放感っていう感じはすごく伝わります。

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倉掛

そう、ただキレイな写真を取るだけじゃなくて、
どうやったらお客さんに魅力的に感じてもらえるか?

そこを考えながらイメージを固めていったんです。

渡部

なるほど、なるほど、

そうやって、奨さんのイメージが決まった後は、どんな感じだったんですか?

確かあの頃って、まだゼロ婚が東京に進出したばっかりで、
一緒にやってくれる、パートナーの会社さんもありませんでしたよね?

倉掛

そうなんです。

パートナーのことはまったく決まってないまま、
このスケッチブックだけを頼りに、
撮影の日付だけ決めて持って行ったんですよ。

今から考えればすごい話ですね 苦笑

渡部

ははは 笑

でも、奨さんのそのひたむきな姿勢で、
CYCさんにも本気度が伝わったんですよね。

つまり、クルーズウェディング業界を変えたスケッチブックってわけですね!

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倉掛

そういわれると照れちゃうな 笑

でも、このラフを形にしてくれる、パートナーを見つけていくところが大変で、
カメラマンやお花屋さんを、一から探すところから始まったんですよね。

タウンページとかHPとかで東京中のカメラマンを調べて、
その人たちの写真を見ていって。
その中で一枚、すごく惹かれる写真を撮るカメラマンさんがいらっしゃったんです。

そうやって、カメラマンさんをみつけるだけでも、
かなり時間がかかったんですよね。

渡部

そういえば、当時は毎日電話してましたね。

カメラマンさんもそうですけど、けっこうお花屋さんもこだわってましたよね。

倉掛

そう、もう一つ空間演出で大切なのはお花屋さんでした。

こっちは関西でお世話になっている会社の方に相談して、
会いに行ってみたんですけど、
その場でビビッときたんですよ!

「あ、この人にやってほしい!」って 笑

実際、僕のイメージを伝えたらすぐにわかってくれて、
僕の要望を聞いた上で、イメージをさらにふくらましてくれたんです。

渡部

そんな運命的な出会いがあったんですね。笑

でも、ほんとにたくさんの方に協力してもらいましたよね。

美容師さんやモデルも紹介してもらったり、
奨さんのお友達にも協力してもらったり。

倉掛

そうそう!
生まれて初めてモデル事務所に行ったりして、

知ってます?
モデルって1日撮影にきてもらうのに30万、50万円ぐらいするんですよ!

当時ももう、ほんとにビックリして、
「え、こんなにするの!?」って 笑

それに、そこで選んだモデルさんもすごく頑張ってくれて、
12月末の撮影だったんですけど、朝から晩までドレスなのに1日中笑顔で。

渡部

12月の船の上ってだけでも凍えそうですね、
さすがはプロ…。

そうやって奨さんのイメージが形になっていったんですね。
でも初めての撮影って怖くはなかったですか、不安とか?

倉掛

そこなんですが、撮影に怖さはなかったんですよ。

僕のワクワク度がすっごく高くって、
「新しいものが作れる、かならずいいものが残せる」
っていう自信があったんです。

何か新しいものが作れるってこと、
もう既にあるものじゃなくて、0から新しく作り出す喜びがあったんですよね、
それが原動力でした。

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(つづきます)

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